アサガオが左巻きなら、ヘクソカズラは右巻きです。ヘクソカズラは全部です。右左が半々になることはありません。蔓は捻じれています。捻じれているように見えない場合は乾燥させてみてください。捻じれるのかもしれませんが、捻じれています。ヘクソカズラは先端を左手で持って右手で奥へ回します。右手で根の側を固定するなら左手で手前にねじることになります。先端を左手で手前に回転しながら伸ばしていくと右巻きになります。

アサガオの蔓の巻き方
1 蔓の先端が支柱に触れると体内の水の移動速度に変化が生じる。(巻きひげは電気刺激でグルグル巻きに巻く。成長の差が無くても回転ができる。細胞の膨圧の変化
2 蔓は右手て捻じる場合なら時計回りに捻じれる。
3 多分捻じれの回数が増加すると、蔓は上から(成長点側から)見ると反時計回りに回転する。
4 時間がたつと細胞壁が発達して支柱に巻き付いた蔓は固化していく。

ヘクソカズラのようにアサガオとは反対方向へ巻き付くものは捻じれ方が逆になる。その捻じれの方向は遺伝的に決まっている。

アサガオの蔓は捻じれて左巻き

 紙ひもは右手で手前に捻じれています。アサガオの蔓の捻じれ方と同じです。水をしみ込ませると紙ひもは支柱に上から見ると右巻きに巻き付きます。(水は下から浸み上がっていきます。それなら下から見れば左まきなのでしょうか)アサガオとは反対になります。捻じれの方向は同じでもアサガオと紙ひもの巻き付き方は反対になります。紙ひもは水が浸み上がって捻じれが解けるときに回転して巻き付いてきます。アサガオの蔓はきっと捻じれる時に巻くのでしょう。水の動きによってだろうと思いますが、蔓の先端は回転(旋回)しています。アサガオは上から見ると反時計回りに回転しています。ついでにヘクソカズラは反対回転です。

 アサガオの蔓は支柱に昔、左巻きに巻きつきました。根側から先を見れば時計回りに巻き付いています。だからこれは右巻きだと誰かが言い出しました。蔓の成長点は先端にあります。根側から先端へ成長していくように見えるかもしれませんが、それは違います。多分根に近いところは肥大はしているかもしれませんが、伸長はしていないと思います。確かめていませんが、マジックか何かで等間隔に印をつけておけば、分かると思います。蔓の先端から根の方へ伸びていっている。だから根側から先端を見ると先端から反時計回りに回転しながら根の方へ回転して伸びていきます。だから、アサガオは左巻きだと言って良いと思います。
 

アサガオの巻き方はこれで95%以上良い

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巻きひげは全体が接触しているとグルグル巻きに巻き上がります。先にアルミホイルをつけておくとグルグル巻きに巻き上がります。セロハンテープでは巻きません。どうして。

 巻きひげの内部構造に第一の原因があると思います。まきひげを乾燥させてみましょう。捻じれています。捻じれたのかもしれませんが。捻じれの捻じれ数が変わればひげが回る。

 植物はちょっと面白い。切った体の一部でも何事もなかったように予定されている運動をする。カボチャやキュウリの巻きひげは切り取っても巻いてくる。そのスピードはエチレンやアブシジンサン(確かめていません)などのホルモンによって、温度によって変わってきます。巻きひげの先を固定すれば普通の巻きひげの巻き方が見えます。回転方向の変わるところがあります。両端を固定して

グルグル巻きになればそうなります。

 さて、どうやって巻き付くのでしょうか。教科書には成長の差で巻くと書いてあります。支柱に触れると触れた側の成長が抑制さる。触れていない側がより伸長する。接触による成長差によって巻き付くと言っています。アサガオは必ず左巻きです。これはどうやって説明したらいいのでしょうか。

 巻きひげを切り取って水差しに入れる。ひげの基部に細い銅線を差し込み1.5V程度の電気刺激を与えるとグルグル巻きに巻いてきます。きっと蔓の巻き方と根本的には同じだろうと思います。

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