青じそが面白いと言うか実験がしやすい。7月ごろには結構丈夫なしそが育っていると思う。秋まで使える。まず青じその枝を20cmほど切って、下の方の邪魔な葉を取って水差しに差しておく。10日ほど放置しておけば(水がなくなることがまれにあるかもしれない。その場合は補給する)新しい根が出てくる。葉を全部取ってしまったらどうだろう。

右は葉をすべて切り落とした枝を水差しに挿しておいたものです。根は出ません。左は普通の枝です。根の発根成長は抑制気味です。

右の挿し枝は上部の葉を切り取って逆さにして水差しに入れておいたものです。左は同じ水差し(コニカルビーカー)に入れておいた普通の枝です。左だけ根が出ています。

 不定根の形成を促進させる物質は葉で作られて重力の方向へ師管を通って流れているのだろうと思う。これが植物の体の軸を決める物質なのだろう。根の方向、葉の方向が分かる。この物質は多分成長ホルモンと呼ばれている。人工的にはIAA、ホームセンターで売られているルートンとよく似た成分なのだろう。ただ流れ出たホルモンは下降した先で最後どうなるのかちょっとだけ心配だ。さてもう一つ不定根の形成を阻害する、発根を止めている物質もどこかにあるかもしれない。促進と抑制 これで調整しているか。葉を切り取って上下を逆さにして水差しに入れておくと根は出ない。この水に普通の枝を入れておく。根は出ませんでした。この水には発根を抑制する物質が含まれているか、細菌が繁殖して発根しないのか。とりあえずこの水を加熱殺菌してから使ってみてはどうかと思っている。

青じその枝を20cmほど切り取って、下部の葉を切り取って水に挿しておくと10日ほどで発根する。逆さにしておくと根は出ない。発根を促進する物は葉から送られてくる。しかも枝の先側から茎の方へ移動していくように思われる。

青じその再生 不定根

 

実験結果を記録しようと思ってビデオで水差し(コニカルビーカーとかコーミソースの空きボトル)に入れたまま撮影しましたが、画像にするとよく分かりませんでした。ムービーメーカーで何とかなると思っていた。けれども今はソフトなかった。とりあえずまだ残っているものを水差しから出して撮影しました。

 柳の枝の再生  柳の枝を切って、たとえば土に埋めておくと根が出てそのうち葉が出てくるらしい。実験したことがない。近くに柳の木がないからだ。再生には極性がある。根は元、根があった方向に出る。らしい。サツマイモがある。山芋がある。冬を越して、春が過ぎて初夏になると芽が出てくる。芽が出るのも不思議だが、初夏にならないと芽は出ない。この芽は芋のどこに出てくるのだろうか。元、茎があった方なのだろうか。柳の枝と同じように根はその反対側に出てくるのだろうか。そんなことは絶対ない。芽が出たその新しい茎の付け根の部分に根が新生してくる。

不定根は出ないか水面付近に出ました。

今年はちょっと真面目にまとめています。でも、オーキシンとかサイトカイニン、アブシジンサンとかエチレンとかの作用には基本言及はしません。ちょっと不思議と思うことをやってみているだけです。私は専門家ではありません。この分野ももうずいぶん長いこと勉強をしていません。

 今のところこんな感じだ。青じその枝を切って水差しに挿しておくと10日程で発根する。葉を全部切り落としておくと発根しない。発根を促す物質は葉にあるだろう。逆さにすると発根しない。葉があっても同じだ。発根を促す物質は葉から下へ流れ下るのだろう。環状除皮をしておくと除皮をした部分以下は発根しないが、除皮した部分で発根する。発根を促す物質は師管を通って下降すると思われる。ところがちょっと不思議な結果がある。葉を切り取って逆さにした枝と一緒に枝を入れておくと水中部分には根は出てこなかった。茎の部分には発根を抑制する物質があるかもしれない。

青じその枝を水差しに差しておけばやがて根が再生されます。たいていうまくいきます。

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